月別アーカイブ: 2014年1月

コラム「CRファクトリーの学生インターンスタッフに思うこと」

こんにちは。コンサルタントの五井渕です。
突然ですが、CRファクトリーには
常に10名前後の学生インターンスタッフが在籍していて、
組織の推進力の大きな部分を担ってくれています。
一般に、学生目線で「インターンという経験の意味・得られること」が語られる機会は世のブログなどでそれなりにありますが、
受け入れる側の目線で「インターンスタッフに思うこと」が語られることは実はあまりありませんね。
今回のコラムでは、私が思う正直なところを書いてみようと思います。
(一般的なことではなく、あくまでCRファクトリーでの話ですが)

P1030781











CRファクトリーに関わろうとしてくれる学生は、
スキル、経験、原体験、打算、性格など、実に多様です。
多様である、違いがあることは前提として、
私たちが採用活動をするにあたって重視していることを一言で表すと、
「ともに燃える仲間になることができるかどうか」です。

スキルはあまり多くを求めません。本当に必要であれば後から身に付きます。
打算(何を求めるか)もバラバラで問題ありません。見ている方向が同じであれば。

せっかくの御縁があって関わることになったからには、
「駒」や「通過地点」として利用し合うのではなく、
「人生の一部をともにする仲間」として付き合いたい。
見方によっては「面倒くさい」考え方かもしれませんが、
関係性の強さが事業や組織に大きな推進力を与えてくれることを、
私たちは経験則として知っています。

最近とても好きな言葉があります(アフリカの古いことわざだそうです)。

――急いで行きたいなら、一人で行け。遠くまで行きたいなら、一緒に行け。

私たちを遠くまで運んでくれるのは、
誰か一人のパフォーマンスやスキルではなく、
ともに歩む仲間との結びつきの力だと考えています。

学生インターンというところに話を戻せば、
「成長したい」「関わりたい」という若い欲求の力は、
実際に組織に多くのことをもたらしてくれます。

対等な目線で切磋琢磨することで、
人は大きく成長・変化します。
そして壁をひとつ乗り越える時のエネルギーは
プロジェクトを一気に前に進めてくれるものです。
さらに、人の成長・変化が起きやすい環境をつくることは、
マネジメント側にとても重要なノウハウとして蓄積されていきます。

コミュニティや組織で「何を」やるかはもちろん重要ですが、
人は自覚している以上に「誰と」やるかに気持ちを左右されます。
多くの葛藤を抱え、感情の波が激しく、人との関係に悩む若さは、
決してネガティブな側面ばかりではありません。
葛藤や悩みすらも共有できた仲間が傍にいることは、
「誰かのために」というシンプルで強い力に変換されるのです。

時々、聞かれることもあります。
「学生インターンがメインのチームの運営って、大変じゃないですか?」
たしかに、「楽」なものではないかもしれません。
けれど、そこには大きなやりがいや喜びがあることを、
私たちは経験則として、よく知っているのです。
「すべての人が居場所と仲間を持って心豊かに生きる社会の実現」

このビジョンを掲げている私たち自身が、
関わる仲間にとっての居場所でありたい。
インターンという時代が終わっても時々帰ってきたいと思える、
家族のような関係でありたい。
そんな思いは、組織のDNA・変わらないものとして
存在し続けていくような気がしています。

2月から3月にかけて、CRファクトリーでは
また新たなインターンスタッフを募集する時期になります。
どんな仲間と新たに出会えるか、今からとても楽しみです。


(コンサルタント 五井渕 利明)

コラム「コミュニティの関係者を細分化する」

こんにちは、代表の呉です。

サークルや勉強会などで、「ターゲット/対象」の話になると、かなりおおざっぱな
くくりで議論がされることが多いなぁと感じています。

そこでコミュニティにまつわる関係者を細分化してみました!

コミュニティへの関わり方








一番中心から遠いのは「一般市民/コミュニティ難民」です。
コミュニティやイベントにほとんど参加したことがない人たちです。
「コミュニティ難民」という言い方も斬新な言い方ですが、家と会社の往復で
「心から楽しんで参加できるコミュニティ」を持っていない会社員だったり、
地域でのつながりは多少あるけれど「心から楽しんで参加できるコミュニティ」
を持っていない主婦やシニアのようなイメージをしています。
ここはこれから最もコミュニティに参加する可能性のある人たちで、最終的に
我々はここの層の人たちに働きかけをしていきたいと思っています。

その次が「参加者/お客さま」。
コミュニティやイベントに何度か参加したことがある人たちです。
いくつかのコミュニティに参加する勇気と経験をお持ちなので、今後「はまる」
コミュニティが見つかれば、コアなメンバーになっていく可能性を秘めています。

その次が「ファン/常連」。
これは1つの(特定の)コミュニティに対して何度も参加するようになり、
常連になっていく状態です。
ここまでいくと「マイコミュニティを持っている」と言えるでしょう。
こうやってこのコミュニティを好きになってくれる人の存在は、運営スタッフ
にとってはとてもうれしい存在であり、やりがいを感じます。
※ここ(ファン/常連)に飽き足らなくなる人は次以降の「運営側」に関わる
ようになってきます。

その次が「サポーター」。
「運営を手伝う」段階です。何かあれば運営を手伝い、部分的にタスクを
遂行してくれる存在です。
こういう存在がたくさんいるコミュニティは、主体/客体でいう「主体」の
人数・割合が多くなるので、あたたかい雰囲気になりやすいですね。

その次が「コアスタッフ」。
これは運営を中心的に担う存在です。実質コミュニティはこの人たちによって
運営されています。
うまく楽しく運営できると本当に家族のような欠かせない仲間になっていきます。
深い意味でコミュニティを最も享受しているのはこの段階の人たちでしょう。

そして「代表」。
小さな団体の代表は、プレイヤーでもあり、マネージャーでもあり、何でもなの
ですが(笑)、一番大事な役割は「このコミュニティは意義がある!絶対に辞めない!
さあ、みんながんばろう!」と言い続けることです。^^

「コミュニティの関係者」を考える時に、このフレームワークを参考にしてみてください。
「参加者」と一言で言っても、「参加者候補」「1~2回参加者」「常連参加者」がいるし、
「スタッフ」と一言で言っても、「サポーター」「コアスタッフ」「代表」がいます。
※コミュニティの特性によってはもっと細分化もできるでしょう。

コミュニティの関係者は多様です。
細分化して考えることで、ホームページやイベント企画の狙いの精度も上がるでしょう。

(代表 呉哲煥)

コラム「イベントの企画・運営に一番大切なこと」

こんにちは! コンサルタントの五井渕です。
突然ですが、皆さんのコミュニティではイベント企画はしていますか? 継続的なコミュニティではなくとも、単発でイベントを企画したことがあるという人も多いかもしれませんね。
私自身、イベントの企画・運営の経験は数多くあり、その分数多くの苦い経験もしてきました。運営が作業化・マンネリ化してメンバーの気持ちが離れていったり、リーダーの考えを周りが共有できなくなってしまったり、お互いのやりたいことがバラバラになって衝突したり、主体的なコミットメントが欠如して企画が前に進んでいかなかったり。
……思い出すだけで、ちょっとお腹が痛くなってきます(笑)。
もちろん、失敗体験もあれば成功体験もあります。それらを経て、イベントの企画・運営において一番大切なことは「チームビルディング」だと考えるようになりました。
言い換えれば「共通認識づくり」、分解すれば「ゴール・目的の共有」と「メンバーの相互理解」です。

イベント企画においてゴール・目的は非常に重要で、それに基づいてコンテンツやターゲットも決まってきます。もしリーダーの頭の中にはあったとしても、あえて言語化してメンバーで共有しディスカッションすることで、ようやく浸透し納得感を持って進むことができるようになります。
ゴール・目的の共有ができていないことで、作業の「意味」を見失ってしまったり、つらい時の踏ん張りが利かなくなってしまったりすることはありがちです。
メンバーに浸透できて方向性が明確になっていれば、自己判断のスピードが上がり、プラスアルファで生み出されるものの質も高まっていきます。
ゴール・目的の共有の場を持つことは省略せず、時間と力をかけるようにしていきましょう。

ボランタリー(自主的・無給)なメンバーで運営するイベントでは特に、メンバー間の相互理解はとても重要です。「仕事だから当たり前にやる」という強制力が働かないからです。
どんなことを期待してコミットするか、どこに強み・得意があるか、どの程度の時間が割けるか、どういう関係性の中で進めていきたいか。そういったことをお互いに把握し合ってこそ、運営とメンバーがWinWinな状態をつくり出すことができます。
この相互理解が不十分なまま進んでしまうと、メンバーの強みを活かせなかったり、任せられることの量的なバランスが崩れてしまったりすることが発生します。ありがちなのは、ここが不十分のままいきなり「役割分担」に入ってしまって失敗するケースです。
それぞれにとって良い関わり方ができて、力が発揮できる役割・環境があるからこそ、大きな成果が出るし、達成感や仲間としての実感を得られるものです。
アイスブレイクも兼ねて、メンバーの想いや状況を共有する場を大事に設定するようにしていきましょう。

良いチームビルディング、良いキックオフができて、ゴールに向かって高いコミットメントが保てさえすれば、後のことは意外にどうにかなります。「Why」と「Who」の部分のレベルの高い共通認識ができてさえいれば、「How」や「What」は自ずと定まってきます。
何故やるか、誰がやるかを明確にする、チームビルディングの場づくりが、イベントの企画・運営にとって一番大切なことだと考えています。

(コンサルタント 五井渕 利明)

コラム「人の幸福感は何によってもたされるのか」

こんにちは、代表の呉です。

いま上智大学の久田先生(コミュニティ心理学)と川西先生(行動経済学)との共同研究で
「コミュニティキャピタル研究会」というものをやっています。

おおざっぱに言うと、「コミュニティ」というキャピタル(資本)があることがその人に
どういう影響・効果をもたらすかを研究しています。
「コミュニティ・つながりがあること」と「幸福感・心身の健康・生きやすさ」などとの
相関を調べようとするものです。

先行研究はかなり進んでいて「コミュニティ所属」や「つながり(家族・友人との絆)」
と「幸福感」とは、かなりの相関があることは実証されているようです。
「その人の幸福度を知りたければ、性別・宗教・所得を知る必要はない。その人の家族や
友人との絆を見れば良い」(ダニエル・ギルバート)。
これからの時代は、「どんな大学を出て(学歴)」「どんな会社にいるか(職業・収入)」
よりも、「どんなつながりがあって(つながり)」「どんなコミュニティに所属しているか
(コミュニティ)」の方が、世間的に重視される価値観・指標になるかもしれません。

「コミュニティキャピタル研究会」では、独自のアンケート調査票を作成して、いろいろな
コミュニティにアンケート調査を実施し、統計処理をして、「コミュニティ」や「つながり」
のどの項目が「幸福感」と高い相関があるかを明らかにしていきたいと思っています。

個人的には「コミュニティ」や「つながり」こそが「幸福」につながると確信しています。
それは強い原体験があるからです。
しかし、それが誰もがわかりやすい明確なかたち(指標・数値など)で表せない限り、
「思想」にとどまってしまい、政策や予算や国家的な取り組みとしてはなかなか実現
しないし、広がりを持たないことも段々わかってきました。

「コミュニティ」と「つながり」が人間生活・人生にとって重要であることを証明し、
幸福につながることを啓蒙することを向こう数年の重点強化項目にしたいと思っています。

人間にとって・人生にとって、自分のことを理解してくれて、支えてくれる家族や仲間の
存在ほど大切なものはないことは、誰もがうすうす(あるいは明確に)気づいていること
だと思いますから。

(代表 呉哲煥)

*****************************

☆コミュニティ運営支援ツール「コミュ助」絶賛販売中☆
コミュニティ運営に良い変化を起こすお助けツールです!
http://www.crfactory.com/tool/

☆メールセミナー「7日間!コミュニティリーダーへの道」☆
コミュニティ運営に欠かせない 7つの重要ポイントを7日間でメールでお届け!
http://www.crfactory.com/mailseminar.php